暗号資産レンディングプラットフォームCygnosが毎月の貸借料の日本円支払い開始
暗号資産(仮想通貨)レンディングプラットフォームを運営する株式会社Cygnos(シグノス)が、暗号資産レンディングの毎月の貸借料を日本円で支払うサービスの開始を3月16日発表した。
暗号資産レンディングサービスは、ユーザーが事業者へ暗号資産を貸し付けることで、ボラティリティに関係なく決められた利率の暗号資産による利益を得られるサービスだ。リリースによると毎月の貸借料を日本円で支払うCygnosのサービスは世界初の事例となるようだ。なお賃借料の支払いはユーザーの持つ口座へ直接振り込みがされるとのことだ。
具体的にはBTC価格600万円、ETH価格20万円とした場合、1BTCの場合は現状年率3%であるため1万5000円、800ETHの場合は現状年率3%であるため40万円というように日本円で貸借料を得ることが可能になるようだ。
またリリースによるとCygnosの提供するレンディングサービスは証券市場における貸株と同様の仕組みとのことで、ユーザーから借り入れた暗号資産は機関投資家にのみ貸出を行うとのことだ。機関投資家の選定は与信管理や担保受入等の総合的なリスク対策を実施しているという。
なお今回日本円での貸借料支払いが可能となるのは「マニュアルレンディング」においてのみであり、Web版は来月中のリリースを想定しているとのことだ(マニュアルレンディングとは、5000万円相当額以上の数量のユーザーに対して、Web版のレンディングよりも有利なレートで借入を実施するサービス)。
(imaes:iStocks/justinroque)