イスラエルの大手年金ファンドが2020年後半にビットコインファンドへ約120億円投資
イスラエル大手年金ファンドのアルトシュラー・シャハム(Altshuler Shaham)社が、2020年の後半に暗号資産(仮想通貨)特化の運用ファンドであるグレイスケール・ビットコイン・トラスト(Grayscale Bitcoin Trust)の受益証券「GBTC」に約120億円(1億ドル)を投資していたことが3月9日に明らかになった。
イスラエルの機関投資家が、顧客のためにこの規模のビットコイン価格に影響する株式を取得したのは初めてのことのようだ。また投資の承認などには、数ヶ月間を要したとのこと。
アルトシュラー・シャハムはイスラエル最大級のファンドで、運用資産は約5兆2,000万円(500億ドル)を超えている。
アルトシュラー・シャハムは現在約160億円(約1億5000万ドル)相当のGBTCを保有。約120億円(1億ドル)の投資が220億円(約2億ドル)になって、その際に保有しているGBTCの約3分の1を売却したようだ。
関係者は「アルトシュラー・シャハムにはETHやBTCのウォレットを持つオルタナティブ資産部門があります。彼らは過去にある程度活動していて、再び暗号資産領域に参入することを検討しています」と語っている。
参考:イスラエルのメディア
(images:iStocks/Abscent84・m_pavlov)