イーサリアムの手数料改善案「EIP-1559」が7月のアップグレードで導入予定、標準料金化へ

イーサリアムの手数料改善案「EIP-1559」が7月のアップグレードで導入予定

イーサリアム(Ethereum)のコア開発者たちが3月5日に行われた「Ethereum Core Devs Meeting」で、イーサリアムの手数料に関する改善案「EIP-1559」を7月予定の「ロンドン(London)」アップグレードで実装することを決定した。

EIP-1559はイーサリアムのネットワーク手数料(ガス代)が現状オークション形式で支払われていることへの改善案で、需給オークション形式のシステムをネットワーク全体で標準的な料金に置き換える形式へと変化させるものだ。標準的な料金は「BASEFEE」と呼ばれ、ネットワークの混雑時には上昇し、閑散時には下降する仕組みとなる。

現状のシステムとEIP-1559が実装された後の大きな違いは、手数料がマイナーではなくネットワークによって決定されることだ。EIP-1559が実装されると、取引手数料はマイナーに支払われず、バーン(焼却)されることになる。つまりイーサリアムの流通量は減り、1ETHあたりの価格が高まるようになる見込みだ。

参考:Ethereum Core Devs Meeting

(images:iStocks/LeshkaSmok)

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あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

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