世界初の事例となるか、カナダでイーサリアムETF(上場投資信託)の目論見書が提出

カナダにてイーサリアムETFの目論見書が提出

カナダ資産運用企業のCI Global Asset Management(CI GAM)が暗号資産(仮想通貨)イーサリアムのETF(上場投資信託)の目論見書を規制当局に提出したことを2月25日発表した。

リリースによると今回目論見書を提出した「CI Galaxy Ethereum ETF(ETHX)」が承認されれば、世界で初のイーサリアムによるETFとなるとのことだ。なお取引についてはトロント証券取引所(TSX)で行われる予定。

CI GAMの親会社であるCIFinancialではビットコインETF「CI Galaxy Bitcoin ETF(BTCX)」の申請も行っており、今月18日に発行が承認されている。またCIFinancialは昨年12月よりビットコインファンド「CI Galaxy Bitcoin Fund(BTCG)」をTSXにて提供を行っている。

「CI Galaxy Ethereum ETF」は「CI Galaxy Bitcoin ETF」と同じく米暗号資産投資企業Galaxy Digitalがサブアドバイザーを務め、ETFの裏付け資産となるイーサリアム(ETH)の取引の代行を行うのこと。また「CI Galaxy Ethereum ETF」は、米ブルームバーグのインデックスサービスが提供する価格インデックス「Bloomberg Galaxy Ethereum Index」を採用するとのことだ。

編集部のコメント

カナダでは2月11日にパーパス・インベストメンツ(Purpose Investments Inc)の「Purpose Bitcoin ETF 」が初めてカナダの規制当局であるオンタリオ州証券委員会(OSC)に承認され、続けて2月16日にイボルブファンズグループ(Evolve Funds Group)による「Evolve Bitcoin ETF(EBIT)」が承認され現在共にトロント証券取引所(TSX)で取引されています。

また19日には、ビットコインファンド「CI Galaxy Bitcoin Fund」をTSXで提供するCI FinanciaがビットコインETF「CI Galaxy Bitcoin ETF」の発行申請を行っている

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コメント:大津賀新也(あたらしい経済)

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あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

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