クリスティーズがBeepleのNFT作品を競売に出品
大手アートオークション企業クリスティーズ(Christies)が、2月25日から3月11日までの期間にてデジタルアーティスト「Beeple(ビープル)」によるNFT(ノンファンジブルトークン)アート作品を競売に出品することを2月16日発表した。
Beepleことマイク・ウィンケルマン(Mike Winkelmann)氏は2007年5月より毎日欠かさずデジタルによる作品を1つ制作するプロジェクト「EVERYDAYS」を進めており、その期間中にBeepleはインスタグラムで180万人以上のフォロワーを獲得しルイ・ヴィトンやナイキなどとのコラボを行っている。なお12月には20個の作品が合計350万ドルで落札されている。
Beepleはこれまでブロックチェーンベースのマーケットプレイスでしかデジタルアート作品を販売したことがなかったが、今回オークションハウスからの出品は初となる。
今回出品するのは5000日間で制作したアート作品5000点をひとつにまとめコラージュさせた「THE FIRST 5000 DAYS」と名付けられた作品で、オンラインオークションにより入札は100ドルから始まるとのことだ。
編集部のコメント
クリスティーズでは、オークションでビットコインの発明者サトシ・ナカモトの思想をポートレートにしたアート作品と、それに付随するNFT(Non Fangible Token/代替不可能なトークン)である「Block21」が約1,390万円(131,250ドル)で落札されたことが明らかになっています。 大手オークションハウスでNFTが落札されたのは初めてとのこととして報道されていました。
コメント:大津賀新也(あたらしい経済)
(images:iStocks/Who_I_am)