SBI証券がビットコイン先物の金融派生商品「ビットコインレバレッジトラッカー」提供開始

SBI証券がビットコイン先物の金融派生商品「ビットコインレバレッジトラッカー」提供開始

株式会社SBI証券が個人投資家向けにビットコイン先物を元にした金融派生商品である「ビットコインレバレッジトラッカー」の提供を開始することを2月9日に発表した。なお ビットコイン相場を対象とした個人投資家向け証券化商品の提供は日本初とのこと。

この「ビットコインレバレッジトラッカー」はシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)に上場している特定の限月の米ドル建ビットコイン先物を対象とするeワラント(有価証券の一種)となっている。

SBI証券のユーザーは、SBI証券のeワラント専用取引口座から、ビットコイン先物価格上昇時に値上がりが見込める「ビットコイン先物リンク債プラス5倍トラッカー」とビットコイン先物価格下落時に値上がりが見込める「ビットコイン先物リンク債マイナス3倍トラッカー」の取引が可能になるとのこと。「ビットコイン先物リンク債プラス5倍トラッカー」はビットコイン先物価格の変動幅の約5倍の値動きが見込め、「ビットコイン先物リンク債マイナス3倍トラッカー」は約マイナス3倍の値動きが見込める商品となっている。

「ビットコインレバレッジトラッカー」の特徴としては、証券口座からビットコイン相場へ投資が可能になること、1万円程度の少額からビットコイン相場に投資が可能になること、最大損失が投資元本に限定されること、ビットコイン先物を対象としているためハッキングや盗難のリスクがないことなどがある。

この「ビットコインレバレッジトラッカー」は2月15日から提供開始予定とのことだ。

編集部のコメント

民間会社が発行するオプションを証券化したものをカバードワラントと呼び、特に、eワラント・ファンドが発行するカバードワラントの総称をeワラントと呼びます。eワラントには「少額から購入可能」、「株式よりも値動きが大きい」、「元本を超える損失が発生しない」などの特徴があります。

コメント:小俣淳平(あたらしい経済)

(images:iStocks/dalebor・LongQuattro)

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あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

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