国際決済機関SWIFTと中国人民銀行が北京で金融子会社を設立

国際決済機関SWIFTと中国人民銀行が北京で金融子会社を設立

金融機関のための国際決済機関であるSWIFT(Society for Worldwide Interbank Financial Telecommunication:国際銀行間通信協会)と中国人民銀行(PBOC)が、共同で金融ゲートウェイ会社「ファイナンス・ゲートウェイ・インフォメーション・サービス(Finance Gateway Information Service Limited)」を設立していたことをThe Blockが2月4日に報じた

ファイナンス・ゲートウェイ・インフォメーション・サービスは、SWIFTの子会社と中国人民銀行の子会社によって共同で1月16日に設立されていたようだ。なお資本金は約12億6,000万円(1000万ユーロ)で登記されたとのこと。

出資割合はSWIFTの香港の子会社が55%、中国人民銀行の完全子会社である中国国家清算センター34%、中国国家精算センターの子会社である越境銀行間決済有限公司が5%、中国人民銀行傘下のデジタル通貨研究所が3%、中国の決済業界の自主規制団体である中国決済協会(PCAC)が3%となっているとのこと。

現段階ではファイナンス・ゲートウェイ・インフォメーション・サービスの概要は株主や出資割合だけが公表されているのみで、事業内容に関して明らかになっていない。そしてThe BlockはSWIFTと中国人民銀行にコメントを求めたが、拒否されたとのことだ。

(images:iStocks/NatanaelGinting・jauhari1)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

合わせて読みたい記事

【12/20話題】NTTドコモのERC6551搭載ゲームβ版、「暗号資産を国民経済に資する資産とするための緊急提言」正式承認など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored