デジタル資産取引プラットフォームINXがデジタル証券プラットフォームのオープンファイナンス・セキュリティーズの買収契約を締結

デジタル資産取引プラットフォームINXがデジタル証券プラットフォームのオープンファイナンス・セキュリティーズの買収契約を締結

デジタル資産のトレードプラットフォームを提供するINX社が、デジタル証券のセカンダリープラットフォームを提供するオープンファイナンス・セキュリティーズ(Openfinance Securities)社の買収に向けた確定契約が締結されたことを1月19日に発表した。

具体的にINXはオープンファイナンス・セキュリティーズのシステム、デジタルアセットリスト、クライアントベース、ライセンスを含むブローカーディーラーと代替取引システム(ATS)事業を買収する。

INXはオープンファイナンス・セキュリティーズの登録ユーザーベースを統合することで、ローンチ予定の「INX Platform」立ち上げに向けた準備を加速させるとのこと。統合されると、プラットフォームへの登録ユーザー数は4倍以上になるようだ。

INXの社長兼創業者であるシャイ・ダティカ(Shy Datika)氏は「証券ライセンスとATS事業は、投資家がオープンファイナンスのプラットフォーム上でセキュリティトークンを取引することを可能にします。今回の買収により、INXが市場に出るまでの時間が短縮されました。現在、私たちは当社の暗号資産取引プラットフォームと完全に規制された証券取引プラットフォームの両方で、クロージング後数ヶ月で市場に出ることを期待しています」とコメントしている。

オープンファイナンスのCEOであるジム・ストーンブリッジ(Jim Stonebridge)氏は「INXは独自の取引プラットフォームを開発し、規制を念頭に置いてゼロから構築しました。当社の取引プラットフォームとポートフォリオは、規制への完全なコンプライアンス、公正な取引ポリシー、安全なプロトコル、プライバシー手続きを備えたデジタル証券の上場と取引をデビューさせるためのINXにとって完璧にマッチしています」とコメントしている。

編集部のコメント

2020年12月22日にINXはデジタル資産取引プラットフォームのデモを公開しました。このプラットフォームは2021年第1四半期にローンチ予定となっています。このデモではBTC、ETH、LTC、ZEC、BCHなど厳選された暗号資産の模擬取引が可能となっています。

このシステムはKubernetes技術をベースにしたクラウド対応で拡張性の高いシステムで、統一されたUIを特徴としており、機関投資家のプロ市場と一般投資家に同時に対応することで、暗号資産とセキュリティトークンの両方のシームレスな取引体験を実現していると説明されています。

コメント:竹田匡宏(あたらしい経済)

(images:iStocks/Lidiia-Moor)

 

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あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

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