韓国ゲーム企業ネクソン(Nexon)が暗号資産(仮想通貨)取引所ビッサム(Bithumb)の買収準備の報道を否定

韓国ゲーム企業ネクソンが暗号資産取引所ビッサムの買収準備の報道を否定

韓国ゲーム企業大手ネクソン(Nexon)が、同社による暗号資産(仮想通貨)取引所ビッサム(Bithumb)の買収計画の報道を否定したことを米ブロックチェーンメディアであるザ・ブロック(THE BLOCK)が1月11日報じた

1月7日、ネクソンが韓国最大の暗号資産取引所であるビッサム(Bithumb)を約4億6,000万ドル(約477億円)で買収する準備を進めていると地元メディアのマキョン(Maekyung)が報じていた

ザ・ブロックの報道によると、ネクソンの広報担当者であるジェフ・ブラウン(Jeff Brown)氏がメールにて「ネクソンはビッサムに投資はしていない。ビッサムを買収する計画もない」と答えたとのことだ。

以下2021.1.12 23:00追記

ネクソンによるビッサム買収計画の報道については、ネクソンの日本法人である株式会社ネクソンがあたらしい経済編集部に対しその内容を否定した。

同社広報担当者は「(株)ネクソン(連結子会社を含む)はBithumb社に対する投資は行っておらず、また投資の予定もございません。また、NXC Corporationは当社の主要株主ですが、会社法及び金融商品取引法上、現在当社の親会社ではなくなっております」とメールにて述べている。

編集部のコメント

ビッサムは2018年にシンガポールのBKグループ(BK Global Consortium)への売却が決定していましたが、BKグループが投資ラウンドにて合意価格の4,000億ウォン(約360億円)を調達できず、売却計画は無効となっていました。 また昨年9月にはビッサムが二度目の売却を検討しているとの報道がありましたが、その後続報はありませんでした。

現地メディアのコリアヘラルドでは、ビッサムの買い手はビッサムの抱える法的問題も同時に引き継ぐ必要があるほか、韓国で2021年3月から施行される特別金融取引情報法にも対処する必要があるため、売却を成立させることは容易ではないと、その見解を報じています。

コメント:大津賀新也(あたらしい経済)

(images:iStock/PhonlamaiPhoto・Nattapon-Kongbunmee)

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「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

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