ビットゴー(BitGo)とグレイスケール(Grayscale)がともに運用資産残高160億ドル突破
機関投資家向けの暗号資産(仮想通貨)カストディサービスを提供するビットゴー(BitGo)とグレースケール(Grayscale)が、両社それぞれ保有する運用資産残高が160億ドル(約1兆6,500億円)を突破したことを発表した。
ビットゴーは12月23日にプレスリリースにて運用資産残高が160億ドルに達したことを発表した。ビットゴーのCEOであるマイク・ベルシェ(Mike Belshe)氏は「パンデミックの経済的影響とビットコインの並外れたパフォーマンスの結果として、機関投資家から前例のない関心が寄せられている」と述べている。
一方でビットゴーの発表翌日12月24日に、グレースケールも運用資産残高の合計が160億ドルに達したことを公式Twitterにて発表した。
グレースケールが保有する運用資産のうちビットコインは55万BTCとなっており、企業のビットコイン保有量を掲示しているビットコイントレジャリーズ(Bitcoin Treasuries)によると、これは公開企業が保有するビットコインのうちの70%に相当するとのことだ。
編集部のコメント
最近ビットゴーは決済大手ペイパル(PayPal)と買収交渉を行っているとの噂がありましたが、12月24日のフォーチューン誌の報道によるとPayPalによるビットゴーの買収は失敗に終わったと報じられています。
コメント:小俣淳平(あたらしい経済)
(images:iStock/Vit_Mar)