中国銀行協会と中国公認会計士協会が銀行の監査書検証のためのブロックチェーンソリューション発表

中国銀行協会と中国公認会計士協会が銀行の監査書検証のためのブロックチェーンソリューション発表

中国銀行協会が中国公認会計士協会と共同で開発した銀行の監査書を検証するための新しいブロックチェーンソリューションを発表したことをLedgerinsightsが12月23日に報じた。現在100以上の銀行や監査法人がこのネットワークへの参加を申請しているようだ。

銀行の監査プロセスでは、監査人が銀行の残高を証明するために銀行からのレターを要求するが、銀行からのレターが偽造される可能性が課題となっている。

レターに銀行の電子署名をブロックチェーン上に保存したハッシュや指紋があれば、銀行が発行したものであり、グラフィックプログラムで編集したものではないことを証明することが可能になる。

このソリューションでは、銀行のレターの申請から承認、レターの提供までのプロセス全体に対応している。またもう一つのリスクとして、監査権限のない人物がレターを要求する可能性があるという問題にも対処しているとのことだ。

セキュリティ上の理由から、プラットフォームはレターそのものを保存するのではなく、レターを提供するプロセスをログに記録している。世界最大の銀行である中国工商銀行も、このソリューションに関与しているとのことだ。

(images:iStock/Guzaliia-Filimonova・NatanaelGinting)

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あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

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