EdMuse(エドミューズ)が室蘭工業大学とカンボジア工科大学とともにブロックチェーンプラットフォームの協働研究を開始

EdMuse(エドミューズ)が室蘭工業大学とカンボジア工科大学とともにブロックチェーンプラットフォームの協働研究を開始

EdMuse(エドミューズ)株式会社が国立大学法人室蘭工業大学とカンボジア工科大学(ITC)と共に、グローバル産学連携によるブロックチェーンプラットフォームの協働研究を開始したことを12月11日発表した。この協働研究により3者はデータセンター等におけるデータの真正性を担保するための基盤技術の開発を行うとのこと。

EdMuse株式会社はDLT・ブロックチェーンを用いて、人々のアイデンティティである個人情報や学歴証明、技能評価試験結果などを含めた、人材のID証明に取り組んでいる企業である。EdMuseは既にITCを含めたベトナム・インドネシア・インドなどの諸外国における教育機関と協働で、学歴デジタル証明書や外国人材のID証明の実証実験を行っている。

リリースによると今回の協働研究プロジェクトでは、EdMuseが開発したブロックチェーンプラットフォーム「EDLS™」等を用いて、大学等が保有するデータセンターを進化させるための技術を研究開発するとのこと。研究内容については「Raft」をはじめとするコンセンサス・アルゴリズム(ビザンチン耐性)の研究や、ゼロ知識証明の追加実装に関するものとなるとのことだ。

またEdMuseは今回の協働研究にて海外の大学であるITCを選んだ背景として、EdMuseが海外で手掛けている「IT人財開発プログラム」をITCに提供していることを理由に挙げている。「IT人財開発プログラム」は日本におけるIT人財不足という深刻な社会問題を解決するために提供されており、このプログラムを受けた若手IT人財を協働プロジェクトに確保することで、より一層の高度技術の研究開発を行うことが可能になるということだ。

編集部のコメント

EdMuse株式会社は社会課題であるIT人材難について取り組みを行っている企業です。

EdMuseは先月11月に慶應義塾大学大学院経営管理研究科岩本隆研究室(岩本研究室)とHRテクノロジー分野における分散型台帳技術(DLT)を活用したビジネスモデルの協働研究を開始しています。

企業が外国人材の確保にあたり経歴の検証や需給のミスマッチなど、苦労を重ねている状況のもと、人材難という社会課題解決のためブロックチェーンを活用したビジネスモデルの協働研究を開始したということです。

詳細はこちらの記事をご覧ください。
慶応大の岩本研究室とEdMuseがブロックチェーンを活用したHRテクノロージー分野のビジネスモデル研究開始

コメント:大津賀新也(あたらしい経済)

(images:iStock/jauhari1・Tuadesk・b14ckminus)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

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