スペイン大手銀行BBVAが暗号資産(仮想通貨)の取引およびカストディサービスを提供か
スペインで2番目の規模を持つ銀行であるビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア銀行(BBVA)が、暗号資産(仮想通貨)の取引およびカストディサービスの提供を計画していることをCoindeskが12月8日に報じた。
Coindeskによると、この情報は事情に詳しい2名の関係者への取材で判明したとのこと。なお、本件に関してBBVAから正式なコメントは発表されていない。
関係者によると、BBVAはデジタル資産に関して比較的緩い規則を設定しているスイスから、暗号資産の取引およびカストディサービスの提供を開始するとのこと。取り扱う資産についてはデジタル証券(セキュリティトークン)ではなく暗号資産になると見みられている。時期については、規制当局から承認を得られれば2021年1月にも開始される可能性があるとのことだ。
BBVAは、デジタル資産に特化したスイスのフィンテック企業であるメタコ(METACO)と、金融ソフトウェアプロバイダーであるアヴァロック(Avaloq)と共同でサービスを開発しているとされている。そして暗号資産の管理にはメタコの暗号資産ウォレットおよび暗号資産保管ソリューションであるSILO(サイロ)が利用されるとのことだ。
なおメタコとアヴァロックはロシア最大の民間銀行であるガスプロムバンクと提携し、今年11月にスイスで暗号資産取引サービスおよび暗号資産管理ソリューションの提供を開始したことで知られている。
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