LINEの暗号資産(仮想通貨)取引所ビットマックス(BITMAX)が暗号資産貸出サービスの固定期間型を提供開始

LINEの暗号資産(仮想通貨)取引所ビットマックス(BITMAX)が暗号資産貸出サービスの固定期間型を提供開始

LINEの暗号資産(仮想通貨)事業およびブロックチェーン関連事業を展開するLVC株式会社が、同社運営の暗号資産取引所ビットマックス(BITMAX)にて暗号資産貸出サービスの「固定期間型」の提供を開始することを12月2日発表した。

ビットマックスが提供する暗号資産貸出サービスは、ユーザーが保有する暗号資産をビットマックスに貸し出すことで、貸し出した数量と期間に応じた貸借料をビットマックスから受け取れるサービスだ。

ビットマックスではこの暗号資産貸出サービスを「変動期間型」にて、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、ライトコイン(LTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)の計5種類の暗号資産を対象に10月7日より提供開始していた。なお「変動期間型」は貸借料が貸出開始日の翌日から日次で毎日発生し、ユーザーは貸し出している暗号資産を最短当日・最長でも7日以内に返還を受けられる形式である。

ビットマックスが今回新たに提供開始する「固定期間型」ではLINEの独自暗号資産「LINK」のみを対象とし、30日間・60日間・90日間の3種類のプランから貸付期間を選択し、最大で年率12%程度の貸借料を「LINK」にて受け取れるとのこと。

「固定期間型」の全プランにおいて「LINK」貸出の単位は10LNで最低貸出数量を10LN、最大貸出数量は500LNとなっている。また貸出申請期間については当日9:00〜翌日8:59までで、貸出開始時間は翌日の12:00となっており、貸借料支払い日は各プランの貸出期間満了後になるとのことだ。

注意事項はこちら

編集部のコメント

ビットマックスの暗号資産貸出サービス「変動期間型」では、ユーザーは貸し出している暗号資産を最短当日、最長でも7日以内に返還を受けることができます。そのため暗号資産の価格が変動した際にユーザーは貸出しを終了して早期に売却することが可能なため、価格変動リスクの低減が期待できるということです。また暗号資産の追加貸出や一部返還も申請できます。

しかし今回発表された「固定期間型」では暗号資産の貸出期間中は、原則、返還申請は行えません。また申請した貸出期間満了まで貸出した暗号資産の返還および貸借料の支払いが行われません。ただその分高い年率で貸借料を得られる仕組みになっています。

ビットマックスの暗号資産貸出サービスを利用する際は、以上の点を考慮する必要があります。

コメント:大津賀新也(あたらしい経済)

(images:iStock/inkoly)

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「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

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