グローバル法律事務所DLAパイパーが資産のトークン化プラットフォームTOKO(トーコー)を発表
グローバル法律事務所DLAパイパー(DLA Piper)が同社の子会社でデジタルビジネスソリューションの設計及び開発を行うアルダーズゲートDLS(Aldersgate DLS)と共同で、デジタル資産のトークン化プラットフォームTOKO(トーコー)を立ち上げたことを11月24日に発表した。
TOKOは分散型パブリックネットワークであるHedera Hashgraph(ヘデラ・ハッシュグラフ)とHyperledger Fabric(ハイパーレッジャー・ファブリック)のブロックチェーンとMicrosoft Azure(マイクロソフトアジュール)のクラウド環境の3つの技術を組み合わせることによって、高い信頼性とリアルタイムのファイナリティを備えたトークン化プラットフォームを実現しているとのこと。
TOKOプラットフォームによってデジタル資産のマーケットプレイスが形成され、投資家はトークン化された資産の一部をデジタルで購入できるとのこと。そして資産のトークン化が可能になることにより、所有権の分割、資産の流動性の向上、幅広い投資家へのアクセスなどの実現が可能になるとのこと。
またTOKOが既存のトークン化プラットフォームよりも優れている点として、グローバル法律事務所の専門知識に裏付けられた法的なサポートがあるという。ブロックチェーンという最先端技術と法律事務所の法的サポートを組み合わせることにより、TOKOは利便性と信頼性の高い、唯一無二のトークン化プラットフォームとなっているとのことだ。
なおDLAパイパーとアルダーズゲートDLSは、11月5日にTOKOプラットフォームで最初のトークン化プロジェクトを完了したことを報告している。このプロジェクトでは中国のアーティストであるワン・シャオボー(Wang Xiao Bo)氏の美術作品がトークン化されたとのことだ。
(images:iStock/null・incohre)