バイナンス(Binance)がイーサリアム(Ethereum)のマイニングプールを開始

バイナンス(Binance)がイーサリアム(Ethereum)のマイニングプールを開始

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が同社運営のマイニングプールサービス「バイナンスプール(Binance Pool)」においてイーサリアム(Ethereum:ETH)を対象としたサービスを開始したことを11月12日発表した。

「バイナンスプール(Binance Pool)」は今年4月にビットコイン(Bitcoin:BTC)によるマイニングプールサービスとして提供開始されていた。

今回開始したイーサリアムのマイニングプール参加には0.5%の手数料がかかるが、12月12日まではこの手数料は無料となるようだ。

またイーサリアムのマイニングプールサービスでは、ビットコインのマイニングプールサービスと同様にFPPS(Full Pay Per Share)マイニング方式を利用しており、PPS(Pay Per Share)方式のようなブロック生成報酬だけでなく、トランザクション手数料もサービス参加者へ分配をされるとのことだ。

編集部のコメント

マイニングプールの報酬の計算方法として代表的なものとしてFPPSの他にPPS(Pay Per Share)やPPLNS(Pay Per Last N Shares)があります。

バイナンスアカデミーによると、PPSでは送信されたシェアごとに固定金額を受け取ることができるとのことです(シェアとは、各マイナーの仕事を追跡するために使用されるハッシュのこと)。

PPSではプールがブロックを発見したか否かにかかわらず、ユーザーは報酬を受け取れます。プール運営者はリスクを引き受けるため、ユーザーからの前払いまたは最終的なブロック報酬のいずれかで手数料を請求するとのことです。

またPPLNSはPPSとは異なり、プールがブロックをマイニングした場合にのみマイナーに報酬を与える計算方法です。

バイナンスアカデミーの解説はこちら

コメント:大津賀新也(あたらしい経済)

(images:iStock/dalebor)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

合わせて読みたい記事

【4/18話題】NTTデータとセキュリタイズJPのデジタル証券プラットフォーム、a16zがLayerZeroのZROを取得など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

a16z、登録投資顧問に対する「暗号資産カストディ規則」見直し提言

米大手ベンチャーキャピタルのアンドリーセン・ホロウィッツ(Andreessen Horowitz:a16z)は、登録投資顧問(Registered Investment Adviser:RIA)が暗号資産(仮想通貨)を直接カストディ(自己保管)できるようにするため、米証券取引委員会(SEC)に対してカストディ・ルールの見直しを求める書簡を、4月9日に提出した

香港SFC、ChinaAMCの「イーサリアム現物ETF」にステーキング機能承認

香港証券先物委員会(SFC)が、中国資産運用会社チャイナアセットマネジメント(ChinaAMC)が運用する暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)の現物価格に連動するETF(上場投資信託)について、ステーキング機能の提供を承認した。ステーキング業務を担う暗号資産取引所OSLデジタル証券(OSL)が4月16日に発表した