イーサリアム創始者のヴィタリク・ブテリン氏がPoSのデポジットコントラクトへ約3,200ETH(約1億5,500万円)を送金
イーサリアム(Ethereum)の共同創設者であるヴィタリク・ブテリン(Vitalik Buterin)氏がイーサリアム2.0のPoSに備えて開発されたデポジットコントラクトに約3,200ETH(約1億5,500万円)を送金したことを11月7日にDecryptが報じた。
デポジットコントラクトとは現在のイーサリアムチェーンとイーサリアム2.0の架け橋となるコントラクトだ。イーサリアムの所有者はデポジットコントラクトに32ETH(約130万円)分のイーサリアムを預けることでイーサリアム2.0のバリデーターとなることができる。
イーサリアム2.0のフェーズ0であるビーコンチェーン(バリデーターを管理しPoSを実行するチェーン)のローンチのためにはこのデポジットを行った人数が16,384名(デポジット総額が524,288ETH)に達する必要がある。
ブテリン氏はPoSの強みとして、現在の同じコストで強固なセキュリティを生み出せること、PoWと比較してPoSはネットワーク回復力が高いこと、PoWと比較してPoSはバリデーターやノードが分散化されることの3つを伝えている。
編集部のコメント
イーサリアム2.0のフェーズ0のローンチ日は最短で12月1日に設定されています。この日の7日前までに必要額のデポジットが行われれば、12月1日にイーサリアム2.0への移行が開始されます。デポジットが不足していた場合はデポジットが必要額に達し次第、その7日後から移行が開始されることになります。
コメント:竹田匡宏(あたらしい経済)
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