ジャックドーシ率いるSquareのモバイル決済アプリCash Appの第3四半期ビットコイン総売上高が約1,688億円に
ジャック・ドーシー率いる米決済会社Squareのモバイル決済アプリCash Appの2020年第3四半期ビットコイン総売上が、約1,688億円(16億3,000万ドル)で売上総利益(粗利)は約33億1,300万円(3,200万ドル)であったことが決算書によって11月5日に明らかになった。
ビットコインの総売上は前年同期比で約11倍、売上総利益は15倍に増加している。ちなみに2020年第3四半期のビットコイン売上総利益はSquare社全体の売上総利益約822億円の約4%に及ぶ。
なお決算書ではビットコインの総売上と売上総利益の増加について、2020年後半以降のビットコインのボラティリティと顧客1人当たりの取引ボリュームの増加の恩恵を受けていると説明されている。
編集部のコメント
2020年10月にSquareはビットコインに約52億円投資しました。Squareは投資した理由として暗号資産が経済をエンパワーメントする手段であり、Squareの目的に合致すると考えからと伝えています。またこの投資を長期的に保有することを期待していて、ビットコインの会計ルールでは、市場価格が原価以下に下落した場合は減損費用として認識し、売却するまでは市場価格が上昇しても上方修正はしないことになっていると説明しています。ちなみに日本の暗号資産取引所とスクエアを比較すると、日本の暗号資産取引所の様々な暗号資産を含めた売上高は30億円から50億円規模となっていて、Squareのビットコイン売上高1,688億円と比較すると大きな差が生まれてるのが現状です。
コメント:竹田匡宏(あたらしい経済)
(images:iStock/dalebor・incohre)