ビットバンクの暗号資産(仮想通貨)レンディングサービスが全取り扱い通貨対象に

ビットバンクの暗号資産(仮想通貨)レンディングサービスが全取り扱い通貨対象に

ビットバンク株式会社が、同社運営の暗号資産(仮想通貨)取引所ビットバンクにおいて提供する暗号資産(仮想通貨)レンディングサービス「暗号資産を貸して増やす」の対象通貨を同取引所で取り扱う暗号資産の全銘柄に対応したことを11月2日発表した。

ビットバンク提供の「暗号資産を貸して増やす」は、ビットバンクとユーザーが暗号資産貸借取引契約を締結し最大年率3%の暗号資産を1年後に受け取れるサービスだ。このサービスの利用により暗号資産貸出の1年間の満了期日を迎えると、募集月にユーザーが貸出した暗号資産にビットバンク所定の利用料を加算して返却がされるとのこと(なおビットバンク所定の利用料は貸出価格によって年利1%、2%、3%の3種類に分かれる)。

「暗号資産を貸して増やす」ではビットコイン(BTC)のみの取り扱いであったが、今回ライトコイン(LTC)リップル(XRP)イーサリアム(ETH)モナーコイン(MONA)ビットコインキャッシュ(BCC)ステラルーメン(XLM)以上6種類の暗号資産が新たに追加されるとのこと。

なおビットバンクはこのサービスについて、預金に類似する商品ではなく預金保険の対象にならないこと、価格変動等のリスクによりユーザーが損失を被る可能性があること、貸し出した暗号資産が原則として予め定められた契約期間を経過するまでロックされることなど、注意事項を示している。

編集部のコメント

このような貸仮想通貨サービス(レンディングサービス)は、日本国内ではビットバンクの他にGMOコインとコインチェックが提供をしています。なお各社によって貸出期間や貸出最低価格、年利などの条件は異なります。
コインチェックの貸仮想通貨サービスが1万円から貸付可能に

GMOコインが「貸仮想通貨」サービスをリニューアル

このサービスは、取引所に暗号資産を貸し付けることで、ボラティリティに関係なく決められた利率の暗号資産による利益を得ることのできるので、初心者には扱いやすいサービスかと思います。

しかし、あくまでも暗号資産により利用料が受け取れるサービスなので、暗号資産の保有量は増えても貸出をした日よりも暗号資産の市場価格が下がっていれば損失を被る可能性があります。また万が一取引所が破綻した際は、貸付けた暗号資産が返還されません。さらに貸付期間中にサービスを停止する場合は、途中解約手数料がかかります。

このサービスは以上のリスクを踏まえて利用することが注意点となります。

コメント:大津賀新也(あたらしい経済)

(images:iStock/incohre)

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あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

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