イーサリアム専門の開発企業コンセンシスがデジタルユーロの実証実験に参加
イーサリアム専門のブロックチェーン開発企業米コンセンシス(ConsenSys)がブロックチェーン特化のフィンテック企業ソシエテ・ジェネラル(Societe Generale)のグループ企業である「フォージ(Forge)」に選ばれ、デジタルユーロの実験の支援を開始したことを10月28日に発表した。
Forgeは2019年にブロックチェーン上で1億ユーロの債券発行、また2020年にフランスの中央銀行であるフランス銀行との共同プロジェクトであるCBDCで決済した4000万ユーロの債券を発行してきた。
Societe Generale – ForgeのCEOであるジャンマルク・ステンゲル(Jean-Marc Stenger)氏は「分散型台帳技術の開発において世界的に重要な役割を果たしており、ブロックチェーンコミュニティで使用されているインフラストラクチャや開発ツールの多くを提供しているConsenSys社と提携できたことを嬉しく思います」と伝えている。
ConsenSysのエンタープライズソリューション担当グローバルヘッドであるケン・ティムシット(Ken Timsit氏)は「私たちはSociete Generale – Forgeの業績を高く評価しており、彼らと一緒に仕事ができることを誇りに思っています。ConsenSysはCBDCの分野の発展に尽力しており、これまでに世界の6つの中央銀行のCBDCプロジェクトを支援してきました」と伝えている。
編集部のコメント
日本のソシエテ・ジェネラルは、傘下にソシエテ・ジェネラル銀行 東京支店、ソシエテ・ジェネラル証券株式会社 、リクソー投信株式会社、ソシエテジェネラルエアクラフトリーシング株式会社の4社を経営しています。今後、日本を含めたアジア領域でも動きが出てくるのではないでしょうか。
コメント:竹田匡宏(あたらしい経済)
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