大手監査法人の韓国子会社EY Hanyongが韓国の中央銀行デジタル通貨(CBDC)の技術設計に関与予定か
大手監査法人EYの韓国子会社EY Hanyoung(EY・ハンヨン)が韓国の中央銀行デジタル通貨(CBDC)パイロットプロジェクトの技術設計に関わりを持つ可能性があるとZDNet Koreaが10月22日に報道している。
報道によるとEY Hanyongはサムスン(Sumsong SDS)やLINEらとCBDCプロジェクトの技術設計に取り組む可能性があるとのことだ。
また韓国の中央銀行である韓国銀行は先日、中央銀行デジタル通貨のパイロットプロジェクトの入札を募り、EYコンソーシアムの入札のみを受けたとのこと。
なお韓国銀行は10月29日まで再入札を実施しており、参加者がいない場合はEY Hanyongの入札を評価してプロジェクトを授与することになっているとのことだ。
ZDNet Koreaの複数の関係者への取材によるとEY Hanyoungが入札をした場合、EY HanyoungがCBDCの設計プロセスを担当しサムスンとLINEがシステムアーキテクチャのサポートを行うとのことだ。
編集部のコメント
The Blockの報道によると韓国銀行は今年4月にCBDCのパイロットプログラムを開始し、2021年12月まで実施される予定になっているとのことです。ただ韓国銀行は近い将来にCBDCを発行する必要はないと伝えているようです。
なお先日10月21日にLINEがアジア主要国の中央銀行へ向け、CBDCの開発支援に乗り出したことが報じられています。LINE広報担当者によるとこのことは事実ではあるが、具体的な国名については回答を差し引かれるとのことでした。
コメント:竹田匡宏(あたらしい経済)
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