グレイスケール・イーサリアム・トラストがSEC報告企業として登録

グレイスケール・イーサリアム・トラストがSEC報告企業として登録

米デジタル資産運用会社グレイスケール(Grayscale)の関連会社であるグレイスケール・イーサリアム・トラスト(Grayscale Ethereum Trust)が米証券取引委員会(SEC)の報告企業として登録されたことを10月10日発表した。グレイスケール・イーサリアム・トラストはSEC登録届出書の正式フォームである「Form10」を提出していて、SECにより「Form10」が有効化され正式に登録企業となった。

ちなみにグレイスケール・ビットコイン・トラスト(Grayscale Bitcoin Trust)も1月21日にSECに報告企業として登録されている。

グレイスケール・イーサリアム・トラストはイーサリアムのみに投資をしており、投資家にイーサリアムへの投資リスクや市場における価格変動の影響度合いに関するデータを提供するためのインセンティブとして株式発行を行いSECへ報告企業として登録したとのことだ。

今後グレイスケール・イーサリアム・トラストは財務諸表を含む四半期報告書および年次報告書をSECに提出するとともに、これまでの財務諸表や年次報告書をあわせて提出し、米取引所法に基づくその他のすべての義務を遵守していく予定とのこと。

編集部のコメント

グレイスケール・ビットコイン・トラストは9月28日時点で45万BTC(約5,100億円)を保持していることを発表しています。これはビットコイン全体の流通量の2.5%にあたります。

今回グレイスケール・イーサリアム・トラストがSEC報告企業として登録されたことで、ビットコインと同様の投資活動がイーサリアムでも行われるのではないでしょうか。

コメント:竹田匡宏(あたらしい経済)

(images:iStock/artsstock・Nadore)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

合わせて読みたい記事

トランプ一族のDeFiプロジェクト、USD連動ステーブルコインのテストエアドロップ提案

ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領とその家族が関与する暗号資産(仮想通貨)プロジェクトのワールド・リバティ・ファイナンシャル(World Liberty Financial:WLFI)が、独自トークンである「WLFI」の保有者に対し実施する、米ドル連動型ステーブルコイン「World Liberty Financial USD(USD1)」のテスト・エアドロップを4月8日に提案した

RWA特化チェーン「Plume」、米大手投資会社アポロから資金調達

実物資産(RWA)に特化したモジュール型ブロックチェーンを開発する「プラム(Plume)」が、米大手プライベートエクイティ投資会社アポログローバルマネジメント(Apollo Global Management)から資金調達を完了したと4月8日に発表した。なお調達額は公表されていない。メディア「コインデスク(CoinDesk)」によると、アポログローバルマネジメントは「プラム」に対して、100万ドル(約1.4億円)以上の戦略的投資を行ったと報じている

【4/8話題】ギャラクシーデジタルが5月にナスダック上場、香港が認可事業者のステーキングサービス提供許可へなど(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored