ジャックドーシ率いるアメリカ決済会社Squareが約53億円のビットコインを取得

ジャックドーシ率いるアメリカ決済会社Squareが約53億円のビットコインを取得

アメリカ決済企業のSquareが4,709ビットコインを10月7日に購入したことが明らかになった。Squareのビットコイン取得総額は約53億円(5000万ドル)。1ビットコインあたりの価格が10,600ドルの際に取得している。あわせてSquareのCEO兼Twitter創業者であるジャック・ドーシ氏(Jack Doresy)氏は「SquareがBitcoinに5,000万ドルを投資するよりも重要なのは私たちがどのようにして投資を行ったかを共有していることです。それは他の人も同じことができるようにするためです」とツイートしている。

SquareはSquare Cryptoを運営していてビットコインのオープンソースの仕事に貢献することにのみ焦点を当てた独立したチームを結成している。またSquareはクリプトカレンシー・オープン・パテント・アライアンス(Cryptocurrency Open Patent Alliance:COPA)という非営利団体を立ち上げている。この団体は暗合資産のイノベーションを奨励し、特許を取得した暗号資産関連の発明へのアクセスを開放し、企業や個人が特許侵害から身を守るのを支援しているとのこと。

Squareのビットコインへの投資に関するホワイトペーパーによれば、暗合資産の急速な進化とマクロ経済と通貨体制の観点からの前例のない不確実性を考えると、今がSquareの主に米ドル建ての貸借対照表を拡大し、ビットコインへの有意義な投資を行うための適切な時期であると考えていて、ビットコインを世界経済のエンパワーメントの手段として捉え、世界中の個人が世界的な通貨システムに参加し、自らの経済的な将来を確保するための手段であると考えているとのことだ。またSquare社のビットコイン投資は私たちのミッションをさらに推進するための重要なステップとも伝えている。

またホワイトペーパーではビットコインの会計上の処理方法にも言及されていて、ビットコインは米国会計基準(US GAAP)に従うと耐用年数が測定できない無形の固定資産になるとのことだ。なのでSquareは1年に1回減損テストを行い、所有するビットコインが貸借対照表の帳簿価格より時価が下がった場合は、減損を認識することとなる。また認識を行った損失はその他包括利益に計上される。

編集部のコメント

アメリカでは先日、株式公開企業のマイクロストラテジー(MicroStrategy)社が約450億円(4.25億ドル)のビットコインの購入を発表した。その他株式公開企業としてビットコインへ投資を行っていることが明らかになっているのは、ギャラクシーデジタルホールディングス、ライオット・ブロックチェーン、サイバーパンク・ホールディングス、グレイスケールビットコイントラストだ。

コメント:竹田匡宏(あたらしい経済)

(images:iStock/dalebor)

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あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

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