国内暗号資産取引所ビットマックス(BITMAX)が暗号資産(仮想通貨)貸出サービス提供へ

国内暗号資産取引所ビットマックス(BITMAX)が暗号資産(仮想通貨)貸出サービス提供へ

LINEの暗号資産(仮想通貨)事業およびブロックチェーン関連事業を展開するLVC株式会社が同社運営の暗号資産取引所ビットマックス(BITMAX)にて、10月7日より暗号資産貸出サービスの提供を開始することを10月6日発表した。

今回ビットマックスが提供する暗号資産貸出サービスは、ユーザーが保有する暗号資産をビットマックスに貸し出すことで、貸し出した数量と期間に応じた貸借料をビットマックスから受け取ることができるサービスだ。なおこの貸借料は、貸出開始日の翌日から日次で毎日発生するとのこと。

またこのサービスの最大の特長として、ユーザーは貸し出している暗号資産を最短当日、最長でも7日以内に返還を受けることができる。そのため暗号資産の価格が変動した際にユーザーは貸出しを終了して早期に売却することが可能なため、価格変動リスクの低減が期待できるということだ。また暗号資産の追加貸出や一部返還も申請できるとのことだ。

このサービスの対象暗号資産はビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、ライトコイン(LTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)の計5種類となっている。

なお暗号資産貸出の申請期間は当日の9:00〜翌日の8:59:59までで貸出開始時間は翌日12:00からとなっている(なお貸借料支払い日は前述したように返還の開始時間、または追加の貸出開始時間から最短当日〜最大7日となっている)。

各取り扱い暗号資産の最低貸出数量および貸出単位はビットコイン:0.01BTC、イーサリアム:1ETH、リップル:1,000XRP、ライトコイン:1LTC、ビットコインキャッシュ:1BCHとなっており、最大貸出数量はビットコイン:0.5BTC、イーサリアム:20ETH、リップル:25,000XRP、ライトコイン:50LTC、ビットコインキャッシュ:20BCHとなっている。

またビットマックスでは暗号資産貸出サービスの開始を記念して、10月7日~30日の期間でキャンペーンを実施するとのこと。第1弾の内容は対象期間中の貸借料率が「10%(年率)」になるとのことだ。

「ビットマックス(BITMAX)」暗号資産貸出サービスの詳細はこちら

編集部のコメント

ユーザーが暗号資産を取引所へ貸し出すことで利益を得るサービスを「レンディング」とも言います。 日本ではビットマックスの他にもGMOコイン、コインチェック、ビットバンクが暗号資産のレンディングサービスを提供しています。

この3社の提供するレンディングサービスとビットマックスのレンディングサービスの大きな違いは貸出期間です。

ビットマックスでは貸し出している暗号資産を最短当日から最長7日で返還を受けることができますが、 この3社が提供するレンディングサービスは一定期間固定で貸し出す必要があり、貸し出した暗号資産(仮想通貨)は原則としてすぐに返還を受けられません。また引き出すことができる取引所でも途中解約手数料が発生します。そのため価格が変動した時に売却したくてもできない場合があります。

また最低貸出数量をBTCで比較すると、コインチェックは10万円相当、GMOコインは0.1BTC、ビットバンクでは1BTCとなっているため、ビットマックスの最低貸出数量0.01BTCは初心者にもサービスの利用がしやすい設定となっています。

コメント:大津賀新也(あたらしい経済)

(images:iStock/dalebor)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

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