コインチェックがダッパーラボとNFTマーケットプレイス事業において連携を開始
コインチェック株式会社が世界初のブロックチェーンゲーム「クリプトキティーズ(CryptoKitties)」を提供するダッパーラボ(Dapper Labs)と、NFTマーケットプレイス事業において連携を開始したことを10月6日発表した。
この連携のもと「クリプトキティーズ」で利用可能なNFT(ノンファンジブルトークン)を2020年度内に提供開始予定のコインチェックのNFTマーケットプレイスにおいて取扱うことを検討していくとのこと。
また併せてダッパーラボが提供する次世代のゲームやデジタル資産管理に最適なブロックチェーン「フロウ(Flow)」との連携も検討していくとのことだ。
コインチェックでは今年8月よりNFTマーケットプレイス事業の検討を開始し、既に大人気ゲーム「マインクラフト」や全世界4,000万DLを達成した「The Sandbox」の取扱いに向け連携を行っている。
コインチェックが「NFTマーケットプレイス」を展開することで、ユーザーは秘密鍵の管理をすることなく安全に取引ができることや、NFTを発行する企業は登録ユーザー数210万超で国内No.1のアプリダウンロード数300万以上を誇るコインチェックのユーザーへアプローチすることが可能となり、NFTの流通促進など市場拡大が期待できるとのことだ。
編集部のコメント
ダッパーラボが開発・運用する独自ブロックチェーン「フロウ(FLOW)」は、新世代のゲーム、アプリ、さらにそれらを支えるデジタル資産の基盤として設計された、高速かつ分散型、そして開発者フレンドリーなブロックチェーンであるとホワイトペーパーに記載されています。そしてフロウは従来のブロックチェーンに比べスループット56倍増加させ、コンセンサスアルゴリズムはプルーフオブステーク(POS)を選択しているとのことです。
直近のダッパーラボの独自ブロックチェーン「フロウ」についての動きとして、先日9月22日に中国香港を拠点とするゲーム開発会社アニモカブランズ(Animoca Brands)が同社が提供する月間アクティブユーザー数(MAU)100万人のゲームタイトル「スターガール(Star Girl)」を、「フロウ」に移行することを発表しています。
さらにアニモカブランズは「フロウ」を利用して「MotoGP™」をテーマにしたブロックチェーンゲームをリリースすることも併せて発表しています。 ダッパーラボは今年4月にFacebookのLibraプロジェクトと協力し、オープンソースを開発していることを発表もしています。
コメント:大津賀新也(あたらしい経済)
(images:iStock/Yevhen-Lahunov)