コインチェックがイーサリアムクラシックの板取引サービス開始

コインチェックがイーサリアムクラシックの板取引サービス開始

コインチェック株式会社が同社運営の暗号資産(仮想通貨)取引所Coincheckの「取引所」サービスにおいて、10月5日よりイーサリアムクラシック(ETC)の取扱いを開始することを9月28日発表した。

イーサリアムクラシックについては今年の8月初旬より51%攻撃が原因とみられる大規模な再編成(リオーグ)が継続的に発生していることをうけ、Coincheckの「販売所」ではユーザーの資産保護を目的にETCの「購入」「売却」「受取」および暗号資産積立サービスにおけるETCのつみたては現在、一時停止している。

しかしコインチェックはユーザーのETCの取引に関するニーズに対応すべく、「取引所」での取扱いを開始することにしたとのことだ。

Coincheckでは今年4月よりアルトコイン取引所の提供を開始しており、その第一弾として暗号資産ファクタムの取扱いを始めていた。コインチェックは今後も順次、アルトコイン取引所での暗号資産の取扱いを拡充していく予定とリリースで述べている。

編集部のコメント

イーサリアムクラシックへの51%攻撃は先日8月1日に発覚し、続けて6日にも発生しています。 リオーグは分岐した2つのチェーンがネットワークの正当性を取り合う状況下で発生する現象です。

最終的にリオーグはハッシュパワーの過半数(51%)を獲得することで、どちらかのチェーンが正統なチェーンとして決定されます。これを利用し51%攻撃を仕掛けた攻撃者はチェーンの履歴を書き換えることができ、そのブロックチェーンのネイティブトークンの「二重支払い」を受けることができます。

1度目の51%攻撃により、およそ80万ETC(約5億9,000万円)の二重支払いを犯人が受けることが可能であると、ブロックチェーン分析会社Bitqueryが指摘をしています。

コメント:大津賀新也(あたらしい経済)

(images:iStock/antoniokhr)

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あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

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