韓国暗号資産(仮想通貨)取引所ビッサム(Bithumb)が二度目の売却を検討か
韓国の大手暗号資産(仮想通貨)取引所ビッサム(Bithumb)が再び事業売却を検討していることを現地メディアのコリアヘラルドが9月22日に報じた。
コリアヘラルドによるとビッサムは5,000億ウォン(約450億円)から7,000億ウォン(約630億円)の間の価格で取引所を売却することを検討しているとのことだ。
ビッサムは2018年にシンガポールのBKグループへの売却が決定していたが、BKグループが投資ラウンドにて合意価格の4,000億ウォン(約360億円)を調達できず、売却計画は無効となっていた。
コリアヘラルドによると、ビッサムの買い手はこれらの法的問題も同時に引き継ぐ必要があるほか、韓国で2021年3月から施行される特別金融取引情報法にも対処する必要があるため、今回の売却を成立させることは容易ではないとのことだ。
編集部のコメント
特別金融取引情報法とは韓国のデジタル資産取引所に対して事業の報告および法律に準じたシステムの実装を義務付ける法律です。ビッサムが法律に準じたシステムの実装をすでに行っているかどうかが明確でなく、もし実装されていなかった場合、今回のビッサムの売却案件は買い手の負担が増えることになるため、買い手にとってはリスク要因として捉えられます。
コメント:小俣淳平(あたらしい経済)
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