アニモカブランズのゲームタイトルがダッパーラボの独自ブロックチェーンフロウに移行
中国香港を拠点とするゲーム開発会社アニモカブランズ(Animoca Brands)が同社が提供するゲームタイトル「スターガール(Star Girl)」を、ブロックチェーン開発企業であるダッパーラボ(Dapper Labs)の独自ブロックチェーン「フロウ(Flow)」に移行することを9月22日発表した。またアニモカブランズは「フロウ」にて「MotoGP™」をテーマにしたブロックチェーンゲームをリリースすることも併せて発表した。
アニモカブランズが提供している「Star Girl」は、月間アクティブユーザー数(MAU)100万人、日間アクティブユーザー数(DAU)が18万人を誇るファッションRPGで、女性に支持を集めるゲームであるとのこと。
「Star Girl」の「フロウ」ブロックチェーンでのサービス開始は来年2021年を予定しており、「MotoGP™」のブロックチェーンゲームについては機能提供を今年の10月から12月中に行い、正式ローンチを2021年に予定をしているとのことだ。
編集部のコメント
アニモカブランズはスクウェア・エニックスも出資するブロックチェーンを活用したゲームプラットフォーム「The Sandbox」やF1®の正式ライセンスを受けたブロックチェーンゲーム「F1® Delta Time」を開発する企業です。
先日9月2日にアモニカブランズは同社が開発する「F1® Delta Time」をはじめとしたモータースポーツゲームのユーティリティートークン「REVV」を発表しています。
また先日9月16日に日本の暗号資産(仮想通貨)取引所を運営するコインチェック株式会社とアニモカブランズが「The Sandbox」内で利用可能なNFT(ノンファンジブルトークン)の取扱いを目指して提携を発表しています。
ダッパーラボは2017年11月にリリースされたブロックチェーンゲーム「クリプトキティーズ(CryptoKitties)」を開発した企業で「NBA Top Shot」や総合格闘技プロモーション会社UFCに関するブロックチェーンゲームも開発中です。
アニモカブランズは2018年11月にダッパーラボのシリーズAのラウンドに1,500万ドルを出資をした企業のうちの1社であり、他の出資企業にはサムスン(Samsung) ワーナーミュージック(Warner Music Group)アンドリーセンホロウィッツ(a16z:Andreessen Horowitz)などがいます。
コメント:大津賀新也(あたらしい経済)
(images:iStock/Kateryna-Bereziuk・incohre–)