GMOコインが「Post-Only」と「FOK(Fill or Kill)」を導入

GMOコインが「Post-Only」と「FOK(Fill or Kill)」を導入

暗号資産(仮想通貨)取引所GMOコインが、同取引所で提供する現物取引およびレバレッジ取引に「Post-Only」と「FOK(Fill or Kill)」の2つの機能を導入したことを9月3日に発表した。

「Post-Only」とは指値注文で利用できるオプション機能となっており、このオプションを適用するとTakerとなる注文は帳消しとなり、Makerとなる注文のみ発注できるようになる。

取引におけるMakerとは、取引板にない価格で注文を出す取引参加者のことを指す。市場に流動性をもたらすので取引手数料が低い、もしくはマイナスであることが多い。

一方で取引におけるTakerとは、すでに取引板に出ている価格の注文を選択し約定することを指す。即時約定が可能だが、取引手数料はMakerよりも高いことが多い。

GMOコインの現物取引における手数料はMakerが-0.01%、Takerが0.05%となっている。そのため「Post-Only」を適用することにより、発注者は確実に手数料を受け取ることができるようになる。

なおGMOコインによると「Post-Only」の導入は国内の暗号資産取引所で初とのこと。

また今回導入されたもう一つの機能である「FOK(Fill or Kill)」とは、指値注文にて設定できる執行条件のひとつである。これを適用すると全ての注文数量が指値価格または、それより有利な価格で直ちに約定される場合のみ注文が発注されるようになる。したがって発注者は確実に全ての注文数量を約定させることができる。

編集部のコメント

GMOコインは今年8月にレバレッジ取引におけるマイナス手数料の導入を発表しています。その他にマイナス手数料を導入している取引所にはbitbankがあります。

また、GMOコインは今年7月に暗号資産OMGの取り扱いを開始しており、現在、同取引所ではビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)、リップル(XRP)、ネム(XEM)、ステラルーメン(XLM)、ベーシックアテンショントークン(BAT)、オーエムジー(OMG)の9種類の銘柄を取り扱っています。

コメント:小俣淳平(あたらしい経済)

(images:iStock/Kateryna-Bereziuk)

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