暗号資産取引プラットフォームINXがIPO形式で自社セキュリティトークンを販売

暗号資産取引プラットフォームINXがIPO形式で自社セキュリティトークンを販売

暗号資産(仮想通貨)の取引プラットフォームの開発を行うINX Limited(アイエヌエックス・リミテッド)がIPO形式で同社のセキュリティトークンであるINXトークンの販売を行うことを8月20日に発表した。

INX Limitedは2017年に設立されたジブラルタルを拠点とする企業で、暗号資産やセキュリティトークンの取引をするためのトレーディングプラットフォーム「INX Trading Solutions」の開発を行っている。

今回INX LimitedはINXトークンの全体供給量の約70%である1億3,000万トークンの販売を行う予定であるとのこと。そしてトークンの販売により調達した資金はINX Trading Solutionsの継続的な開発と運営、および現金準備に使用されるとのことだ。

INXトークンは今月25日より開始される予定となっており、1トークンあたり0.9ドル(約95円)で販売されるとのことだ。なおトークン購入の際の最低投資額は1,000ドル(約10万5,000円)となっている。

編集部のコメント

INXによると、INXトークンには「トークン所有者に対する利益分配」という証券としての側面と「セキュリティトークンのトレード時の手数料の割引」というユーティリティトークンとしての側面の両方を持ち合わせているとのことです。

また同社は今後の事業計画として、今年の第4四半期に暗号資産のトレーディングプラットフォームとしてINX Trading Solutionsをローンチし、その後順調にライセンスが取得できれば2021年第2四半期にセキュリティトークンのトレードの提供を開始する予定としています。

コメント:小俣淳平(あたらしい経済)

(images:iStock/Ninja-Studio)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

合わせて読みたい記事

SEC、VanEckとWisdomTreeのETF提案に対する審査期間を延長

米証券取引委員会(SEC)が、米証券取引所シーボーBZX取引所(Cboe BZX exchange)が提出した暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)およびイーサリアム(ETH)の現物ETF(上場投資信託)に関する複数の規則変更提案について、審査期間を延長することを4月14日に発表した。それぞれ現物ETFの発行および償還を可能とする内容が含まれている

【4/15話題】SBCメディカルGHD・ストラテジー・バリューCがビットコイン追加購入、クラーケンが株式とETF取引開始など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

GrayscaleのイーサリアムETFステーキング提案、SECが審査期間を延長

米証券取引委員会(SEC)が、米シカゴの証券取引所NYSEアーカ(NYSE Arca)が提出した「グレースケール・イーサリアム・トラスト(Grayscale Ethereum Trust:ETHE)」および「グレースケール・イーサリアム・ミニ・トラスト(Grayscale Ethereum Mini Trust:ETH)」に関する規則変更提案について、審査期間の延長を決定したと4月14日に発表した