米SECが執行部責任者の後任人事を発表
米証券取引委員会(SEC)は執行部の共同部長で今月退任したSteven Peikin(スティーブン・ペイキン)氏の後任としてニューヨーク支部の責任者であるMarc P. Berger(マーク・バーガー)氏を任命したことを18日に発表した。
SECはペイキン氏が今月14日をもって退任することを同月5日に発表していた。
ペイキン氏はICO全盛期の2017年に執行部長に就任し、共同部長を務めるStephanie Avakian(ステファニー・アヴァキアン)氏とともにICOの実施措置を整えた人物である。さらに両氏はCyber Unit(サイバー・ユニット)と呼ばれる、サイバー犯罪やブロックチェーン技術やデジタルアセットに関連する違反行為に対処する専門組織を立ち上げるなど、暗号資産黎明期の市場健全化に大きく寄与した。
SECの発表資料によると、新たに任命されたバーガー氏は執行部の副部長職に就く。共同部長を務めていたアヴァキアン氏は引き続き部長職を継続する。
編集:小俣淳平(あたらしい経済)
(images:iStock/antoniokhr・Nattapon-Kongbunmee)