Binance(バイナンス)がNEM(XEM)のステーキングサービスを開始
大手暗号資産(仮想通貨)取引所Binance(バイナンス)が同取引所のステーキングサービスである「Binance Staking(バイナンスステーキング)」に暗号資産NEM(XEM)を追加したことを8月18日に発表した。
バイナンスステーキングはユーザーが所定の暗号資産をバイナンスのウォレット上で保有することで、その量や期間に応じて発生するPoS(プルーフオブステーク)報酬を得ることができるサービスだ。
今回追加されたXEMのステーキングに関しては、フレキシブルロックと30日ロックの2つのプランが用意されており、前者はロック(取引制限)の期間指定はないが推定年利1.5%と利率が低いプランで、後者は30日以上のロックが必要であるが推定年利2.8%と利率が高いプランとなっている。
どちらのプランも最低500XEMからステーキング可能となっているとのことだ。
編集部のコメント
NEMグループは最近新たなブロックチェーン「Symbol」の開発を進めており、今月17日にはSymbolメインネットの立ち上げを12月17日に仮設定したことを発表しています。
ステーキングとは、暗号資産の合意形成アルゴリズムでPoS(プルーフオブステーク)などを選択している通貨がブロック生成者に対して報酬を渡す仕組みのことです。一般的なPoS通貨の場合は、ユーザーが保有しているトークンをブロックチェーン上にステーク(保有)することで、ユーザーのトークン保有量とトークン保有期間が明らかになります。そして、アルゴリズムによりブロック生成のための貢献量をランダムに計り、報酬を与える仕組みとなっています。
コメント:小俣淳平(あたらしい経済)
(images:iStock/stockdevil・dalebor)