証券コードは「673A」、主幹事は野村證券とSBI証券
東京証券取引所(東証)が、別荘・ホテル事業を手がけるノタ(NOTA)のグロース市場への新規上場を11月6日に承認した。上場予定日は12月9日だ。
ノタは10月2日付で「NOT A HOTEL株式会社」から現社名に変更した。年10泊分から別荘をシェア購入できる「ノットアホテル(NOT A HOTEL)」を中核に、住宅、移動、街づくりへと事業を広げている。
ノタの完全子会社であるノットアホテルダオ(NOT A HOTEL DAO)は、暗号資産(仮想通貨)「ノットアホテルコイン(NOT A HOTEL COIN:NAC)」を発行している。同社は、NACを一定期間貸し付ける利用者にノットアホテルの宿泊権を付与するサービスを提供している。NACはGMOコインに加え、10月8日からコインチェックでも取り扱われている。
東証によると、ノタの証券コードは「673A」で、主幹事は野村證券とSBI証券が務める。東証の資料によると、新株の公募は508万800株、既存株主による売出しは1,221万6,600株。需要に応じた追加売出し(オーバーアロットメント)として259万4,600株を予定している。仮条件は11月20日、公開価格は11月30日に決まる予定だ。
東証が公開した上場申請書類によると、ノタの2027年3月期中間期(2026年4〜9月)の連結売上高は216億8,600万円、営業利益は43億1,000万円、親会社株主に帰属する中間純利益は17億3,700万円だった。瀬戸内、北軽井沢、青島で新たに開業した物件の引き渡しに伴う売上を計上した。
7月23日付の官報に掲載された2026年3月期の単体決算では、売上高は112億7,300万円、営業利益は13億8,500万円、当期純利益は6億1,500万円だった。売上総利益は73億5,800万円で、売上総利益率は約65.3%だった。
ノタはシリーズDの第三者割当増資で100億円を調達したと8月6日に発表している。主な引受先はトヨタ自動車の戦略投資会社トヨタ・インベンション・パートナーズ(Toyota Invention Partners)とSBIグループだ。既存株主による65億円分の株式譲渡(セカンダリー取引)を含めた総取引額は165億円だった。あわせて、トヨタ系の投資会社などと移動事業「ノットアガレージ(NOT A GARAGE)」を進める方針を示した。