ナスダック上場カントン・ストラテジック、自社株トークン化へ。11/2に取引開始か

Canton Strategicが自社株のトークン化を計画

米ナスダック(Nasdaq)上場企業カントン・ストラテジック(Canton Strategic Holdings:CNTN)が、自社の普通株式をトークン化し、金融取引向けブロックチェーン「カントンネットワーク(Canton Network)」上で取引可能にする計画を10月29日に発表した。取引は早ければ11月2日に開始される見込みだ。

今回の計画に向け、同社はトークン化証券取引プラットフォームを運営するTSV LLC(TSV)と契約を締結したとのこと。同プラットフォームでは、本人確認などを終えた機関投資家や個人投資家がトークン化株式を取引できるようにするという。

株式のトークン化には、株主管理の基盤を提供するフェアミント(Fairmint)が参加する。同社の子会社で、米証券取引委員会(SEC)登録の株式名義書換代理人であるフェアミントTA(Fairmint TA LLC)が、トークン化株式の発行、ブロックチェーン上の正式な所有者記録の管理、株式移転時の規制対応を担当する。

発表によると、トークン化株式の保有者は、ナスダックで取引される同社の普通株式と同等の権利を持つ設計だ。

取引には、自動マーケットメーカー(AMM)プロトコルの「トレードクラフト(Tradecraft)」を利用する。承認された参加者は流動性を提供でき、精算には証券と代金を同時に移転する仕組みが採用される。これにより、証券か代金の一方だけが移転することを防ぐという。

TSVのプラットフォームでは、原則として24時間365日の取引を想定している。ただし、規制上必要な取引停止や保守、リスク管理、取引量の制限などが適用される。

なおカントン・ストラテジックは、カントンネットワークの関連事業に投資するほか、ネットワークの運営を支えるスーパーバリデータ(Super Validator)としても活動している。

今回の取り組みに先立ちSECは9月17日、一定の条件を満たすトークン化株式の取引基盤を、米証券取引所法上の「取引所」の定義から一時的に除外する措置を発表していた。TSVは同措置に基づき、9月23日に運営の意向をSECへ通知している。

参考:カントン・ストラテジック
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
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