バイナンスが豪州に「Binance Australia」ローンチ
暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が新たに豪州に「Binance Australia」をローンチしたことを7月28日発表した。
「Binance Australia」では豪州のユーザー向けに、豪ドル(AUD)で暗号資産を購入・取引するためのプラットフォームとなる。
「Binance Australia」ではPayIDのサービスを通じて銀行口座から直接AUDを手数料無料で入金することを可能にしているとのこと。また出金については銀行口座を「Binance Australia」にリンクさせ、出金リクエストを行うことで対応が可能とのことだ。
「Binance Australia」は現在PCとモバイルのWEB版のみで利用可能だが、後日アプリ版のサポートも予定しているとのこと。
なおバイナンスは「Binance Australia」の他にもイギリス、シンガポール、韓国、ウガンダ、ジャージー、米国にて法定通貨による取引プラットフォームのサービスを展開をしている。
編集部のコメント
バイナンスは昨年2019年3月に「Binance Lite Australia」のサービスを豪州にて開始をしていました。このサービスは豪州に1,300店舗ある新聞販売店でビットコイン(BTC)の購入を可能にしたものです。
この「Binance Lite Australia」でBTCを購入するには、一度「Binance Lite Australia」のサイトにて注文を行い、新聞販売店に現金を預けることで、指定したアドレスにBTCが送られます。このように豪州でバイナンスを利用してBTCを購入するにはこういった手順が今まで必要でした。「Binance Lite Australia」を利用していたユーザー、バイナンス双方にとって今回の「Binance Australia」ローンチは待ちわびたサービスだったのではないかと思います。
コメント:大津賀新也(あたらしい経済)
(images:iStock/stockdevil・dalebor)