SBIが野村HDとNRI出資のBOOSTRYへ資本参加し、セキュリティトークン事業の推進に関する基本合意書を締結

SBIが野村HDとNRI出資のBOOSTRYへ資本参加し、セキュリティトークン事業の推進に関する基本合意書を締結

SBIホールディングス株式会社が、野村ホールディングス株式会社が保有する株式会社BOOSTRY株式の一部譲渡とBOOSTRYの運営・事業に関わる業務提携を締結したことを7月22日発表した。

BOOSTRYは野村HDと株式会社野村総合研究所(NRI)のジョイントベンチャー(JV)として設立された企業で、STO(Security Token Offering:デジタル証券)プラットフォームである「ibet」の開発・運営を行っている。

今回締結した業務提携によりSBI・野村HD・NRIの3社は、各社のブロックチェーンおよびセキュリティトークン(デジタル証券)に関するノウハウや経験を共有し、BOOSTRYのセキュリティトークン事業の拡大に向けて協働することを目指すとのこと。

またSBIは「BOOSTRYの提供するトークン基盤(ibet)は共同利用でき、これを広くかつ迅速に普及させることで、業界の健全な発展に貢献できるものと期待している」とのことだ。

なお今回SBIが野村HDよりBOOSTRY株式の一部譲渡を受けたことにより、出資比率は野村HD56%、NRI34%、SBI10%になる予定とのことだ(野村HD66%→56%)。

編集部のコメント

SBIは同社代表取締役社長である北尾吉孝氏が代表理事として先頭に立ち、一般社団法人日本STO協会を設立し、金融商品取引法に基づく自主規制団体として認定取得を行っています。同協会の正会員には野村HDの100%子会社である野村證券株式会社、賛助会員にはBOOSTRYが参画しています。

コメント:大津賀新也(あたらしい経済)

(images:iStock/Yevhen-Lahunov)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

合わせて読みたい記事

【11/22話題】SECゲンスラー委員長が退任へ、金融庁が暗号資産・ステーブルコイン仲介業の新設検討など(音声ニュース)

米SECゲンスラー委員長が来年1月に退任へ、功績評価の一方で反発や批判も、金融庁、暗号資産・ステーブルコイン仲介業の新設検討=報道、国民・玉木代表が税制改正要望を与党に提出、暗号資産への申告分離課税導入など提案、米裁判所、SECの「ディーラー」定義めぐる訴訟で関連規則を破棄するよう命じる、リミックスポイントが5億円でBTC・DOGE・XRP購入、投資総額30億円に、マスターカードとJPモルガン、ブロックチェーン決済ソリューションを連携 、コインベースが「WBTC」取扱い廃止へ、背景にジャスティン・サンの影響か、2019年のアップビットのハッキングは北朝鮮ハッカー関与か、韓国警察が特定、米ドルステーブルコイン「FDUSD」、スイに対応開始、Injective、オンチェーンAIエージェントSDK「iAgent」リリース

Sponsored

ビットワイズ、「ソラナ現物ETF」を上場申請

米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ(Bitwise)が、ソラナ(Solana)を基盤とするETF(上場投資信託)の上場申請を、米国証券取引委員会(SEC)に提出したと11月21日発表した。なおこの申請は、株式取引所シーボーBZX取引所(Cboe BZX exchange)を通じて行われたとのこと。またビットワイズは発表上で同商品についてETP(上場取引型金融商品)と記載している

マスターカードとJPモルガン、ブロックチェーン決済ソリューションを連携

米決済大手マスターカード(Mastercard)のマルチトークン・ネットワーク(MTN)が、米銀行大手JPモルガン(JP Morgan)のブロックチェーン基盤決済システム「キネクシスデジタルペイメント(Kinexys Digital Payments)※旧オニキス(Onyx)」と連携したと11月21日発表した