AlipayのAnt Groupが上海、香港証券取引所でIPOを計画か
Ant Group(アント・グループ)が、上海証券取引所と香港証券取引所でIPOをする計画を発表した。今回ニューヨーク証券取引所に上場している親会社のAlibaba Group(アリババ・グループ)とは異なり、アメリカでのIPOについての言及がない。
Ant GroupのExecutive ChairmanであるEric Jing(エリック・ジン)氏は「上海証券取引市場と香港証券取引所が実施した革新的な措置は、世界の投資家が世界で最もダイナミックな経済圏の最先端のテクノロジー企業にアクセスするための扉を開き、それらの企業が資本市場にアクセスできるようにしてくれました。このような発展の一翼を担う機会を得られたことを嬉しく思います」とコメントしている。
現在Ant Groupはデジタル銀行のMYbankや独自のAnt Blockchainを所有するテクノロジー部門など、複数の金融関連の利害関係者を抱えている。
編集部のコメント
アメリカの投資ポータルサイトCrunchbaseによると、Ant Groupはこれまでに220億ドルを調達しています。その中には、中国の社会保障基金国家評議会からの2015年のシリーズAや、ソブリン・ウェルス・ファンドの中国投資集団(China Investment Corp)と国有の中国建設銀行の子会社が主導した2016年の45億ドルのシリーズBが含まれています。これに続いて2018年には140億ドルの大規模なシリーズCの資金調達が行われました。
コメント:竹田匡宏(あたらしい経済編集部)
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