イーサリアム開発者向けカンファレンスDevcon6が今年の開催を延期し2021年コロンビアで開催
Ethereum Foundation(イーサリアム財団)が次回Devcon6の開催を2021年に延期し、開催地をコロンビア共和国の首都ボゴタにすることを5月28日発表した。
「Devcon」はEthereum Foundationが主催するイーサリアム開発者向けのカンファレンスで2015年より毎年開催されている。前回のDevcon5は昨年2019年10月8日から11日の期間で大阪で開催された。
次回Devconの開催地がボゴタに決定した理由として南米での開催を希望する声が多かったことと、10都市に上る候補地を選定した結果、ボゴタが空港からの立地に優れており数千人規模のイベントを開催できる会場と宿泊施設などを要している都市であったことが挙げられている。
Devcon6の開催日については現在のところ2021年後半とされており、近日中には日程を確定し発表するとのことだ。
なおDevcon6の開催地については3月2日の時点で近日中に発表するとしていたが、新型コロナウィルスの影響を鑑み発表は延期されていた。
編集部のコメント
これまでDevconは第1回を2015年11月9~13日の期間でイギリスのロンドン、第2回を2016年9月19~21日の期間で中国の上海、第3回を2017年11月1~4日の期間でメキシコのカンクン、第4回を2018年10月30日~11月2日の期間でチェコのプラハ、そして前述した通り第5回を大阪で開催しています。 今までのDevconが南米では開催されていなかったことから第6回目にコロンビアが選定されたようです(なお正確にはメキシコは北米)。
ちなみにブロックチェーンメディアdecryptの記事によると、2018年にイーサリアムのハッカソンを行っており、開発者も拠点に置くアルゼンチンの首都ブエノスアイレスもDevcon6の候補地に挙がっていたようです。
新型コロナウィルスの影響により、ConsenSysが開催するEthereal Summitや米CoinDeskが開催するConsensusなど世界的なブロックチェーンコミュニティーイベントがZOOMなどオンラインで開催されました。Devconもリモート開催を予想する声も一部挙がっていましたが、延期という形をとりオフラインでの開催をすることとなりました。
コメント:大津賀新也(あたらしい経済)