JPモルガンがブロックチェーン人材の採用を加速
JPモルガンがブロックチェーン領域の人材採用を進めていることをLedger Insightsが報じた。
JPモルガンのリンクトイン(LinkedIn)のページでブロックチェーンプロジェクトに関する15職種以上のポジションがリストアップされている。
JPモルガンは、ホールセール・ペイメント部門の一部として「コイン・クリアリング・ネットワーク(CCN)」という新しいプロダクトを立ち上げたとのことで、リンクトインによると「CCNを立ち上げたのは、新時代のキャッシュマネジメントと決済サービスを顧客やパートナーに提供することが我々の任務だからです」と記載されている。
さらにリンクトインには「当社は現在、インターバンク・インフォメーション・ネットワーク(IIN)、JPMコイン、 ブロックチェーン・センター・オブ・エクセレンス(BCOE)などの主要な取り組みを通じて、ビジネス取引の世界を形作る可能性を秘めた新たなイノベーション・アジェンダを実行しています。これらのポジションでは新興企業やテクノロジーとビジネス取引の未来を切り拓くことを支援しています」と記載されている。
編集部のコメント
JPモルガンは2015年にBCOEの一環として、銀行はQuorumと呼ばれるEthereumのエンタープライズ版を開発しました。QuorumはJPMコインのプラットフォームにも採用されていて、企業によく利用されるエンタープライズブロックチェーンプロトコルの1つとなっています。
このようにJPモルガンはブロックチェーン、暗号資産領域への取り組みが非常に活発です。5月13日には、米JPMorganが暗号資産取引所Gemini、Coinbaseへ銀行サービス提供開始などのニュースもありました。民間の金融機関の中で世界で一番積極的と言っていいかもしれません、今後も同社の動きに注目していきたいです。
コメント:竹田匡宏(あたらしい経済)
(images:antoniokhr)