分散型予測市場プラットフォームGnosis(ノーシス)がコロナウイルス情報の予測プラットフォームを開始
分散型の予測ビジネスを展開するGnosis(ノーシス)が新型コロナウイルスの分散型予測市場プラットフォーム「Corona Imformation Markets」を構築したことを発表。そして同サービスの運営母体も非営利団体として同じプラットフォーム名で設立した。
Gnosis(ノーシス)は同プラットフォームで50の予測情報を作成するために、5万ドルの助成金を提供した。
同プラットフォームは医療専門家の意見を引き出し、家族や地域社会がより多くの情報に基づいた意思決定を可能にし、一定の情報ガイダンスを提供するのに役立つ、とGnosis(ノーシス)のブログに記載されている。
編集部のコメント
Gnosis(ノーシス)のブログで、予測市場は将来の出来事や確定しうる未来を想像するための情報を集約する手段であると説明されています。さらには様々な情報源を集約し、専門家の知識を共有することで確率を計るためのデータ層を作成することができると記載されています。
ちなみに同プラットフォームでは「ヒドロキシクロロキン(抗マラリア剤)は、2020年10月1日までにアメリカ食品医薬品局(FDA)から新型コロナウイルスの治療薬として承認されるのでしょうか?」という質問がトップに上がっています。
そして質問に対してサービス内でYesかNoで投票をして、時々専門家などがコメントをしている状況です。
Gnosis(ノーシス)は質の高いコメントを与えたユーザーに対してのインセンティブが存在していないので、同プラットフォームではいかに専門家ユーザーを集められるかが鍵になると、あたらしい経済編集部は考えます。
コメント:竹田匡宏(あたらしい経済)
イメージ:Tuadesk