リブラとダッパーラボが協力しオープンソース開発へ

リブラとダッパーラボが協力しオープンソース開発へ

ダッパーラボ(Dapper Labs)が、FacebookのLibraプロジェクトと協力をし、オープンソースを開発していることが4月15日ダッパーラボの公式ブログFlowにて明らかになった

今回のパートナーシップにより、ダッパーラボの独自ブロックチェーンFlowの開発言語Cadenceを、Libraの開発言語Moveで動作するMove仮想マシンでも実行できるよう目指すということだ。

同ブログによると、両言語は補完関係にあるという。Moveは、パフォーマンスと効率性を重視して、機械を第一に人間を第二に考えた「ボトムアップ」の設計がされており、効率的に実行できるコンパクトなバイトコードを持ち、高いスケーラビリティを実現しているという。

一方でCadenceは、開発者にとって読みやすさと機能性を重視して、人間を第一に機械を第二に考えた「トップダウン」の設計がされており、実行時のエラーを最小限に抑えるために強力な静的型システムを採用をしているということだ。

編集部のコメント

ダッパーラボは、ブロックチェーンゲーム「クリプトキティーズ」を開発した企業で、昨年9月にワーナーミュージックグループを始め、a16z、Digital Currency Group、Union Square Venturesから1120万ドル(約12億円)の資金調達をしています。

また今年2月には総合格闘技のプロモーターであるUFCがブロックチェーン領域において、ダッパーラボとライセンスパートナーシップ結んでいます。このライセンスの下、UFCとダッパーラボは、「Flow」でUFCブランドのデジタルグッズを購入、取引、所有する機会を世界中のUFCファンに提供していくとのことでした。

そして今年3月には、ディベロッパーがFlowブロックチェーン上でアプリケーションを開発できるようにするインターフェイス「Flow Playgraound」を発表しています。Flowのプログラミング言語Cadenceは、このFlow Playgraoundの開発よりFlowに導入がされました。

コメント:大津賀新也(あたらしい経済)

(images:jauhari1,kingwin)

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「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

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