Digital Entertaiment Asset社がDEAPcoinを専用通貨とするマーケットプレイス「Digital Art Auction」を発表
ブロックチェーンエンターテイメント事業を展開し、シンガポールを拠点とする企業 Digital Entertainment Asset Pre.Ltd.(DEA社)が、同社発行のDEAPcoinを専用通貨とするマーケットプレイス「Digital Art Auction」を4月15日にサービス開始することを、4月1日に発表した。
DEAPcoin(DEP)は、同社が運営するエンターテイメントプラッ トフォーム「PlayMining」の流通通貨で、仮想通貨取引所OKExに4月8日上場する予定だ。(なおDEAPcoinは、日本居住者向けには販売されていない)
Digital Art Auctionは、日本を始めとする世界中の人気のクリエイターのデジタルアートを販売するサービスとのこと。
同サービスにて販売されたデジタルアートは、ブロックチェーン技術により唯一性と希少性を担保され、PlayMining上のゲームで使用可能な為、資産価値を持つことが期待されるとのことだ。
サービス開始時にはユーザーはデジタルアートが購入可能になり、5月26日より同サービスと連動するゲーム「JobTribes」のβ版がローンチ後、ユーザー間取引機能も解放される予定とのこと。
サービス開始時には、67種類 合計4,888点の作品が購入できるとのことで、参加が決まっているクリエイターには、『ドラゴンクエスト列伝ロトの紋章』の藤原カムイ氏、『FAIRY TAIL』の真島ヒロ氏、『スプリガン』の皆川亮二氏、『サラリーマン金太郎』の本宮ひろ志氏、『まじかる☆タルるートくん』の江川達也氏などその他多数のクリエイターが参加をしている。
また同サービスでは、最低落札価格が設定されるブラインドオークション形式で販売が行われるとのことだ。
編集部のコメント
DEA社は、ブロックチェーンを基盤として、デジタルエンターテイメントとデジタルアセットで、ゲームのルールを変え世界のルールを変えることを目的に設立された企業です。
同社には、東証マザーズ上場企業の株式会社イオレ取締役会長を務める吉田直人氏がファウンダー兼CEOとして経営しており、PwC Japanの代表取締役社長、KPMGコンサルティングの代表取締役副社長を歴任した椎名茂氏もCo-CEOとして参画をしています。 また「JobTribes」のストーリー制作には、『神の雫』『金田一少年の事件簿』『サイコメトラーEIJI 』などの漫画作品で、亜樹 直、安童 夕馬、天樹 征丸などの名前で活動する漫画原作者の樹林 伸氏、さらにPlayMining プラットフォーム内でリリースされるオリジナル漫画作品の編集長には、週刊少年マガジン編集部で 24 年にわたり編集者として活躍した松木則明氏も参画をしています。
同社では今後、DEAPcoinのOKEx上場を機にサードパーティーのゲームメーカーの参画や独自のマンガのリリース等を行うことで、PlayMining経済圏を拡張していき、3年後に1億人ユーザーの獲得を目指しているということです。
コメント:大津賀新也(あたらしい経済)
(images:dalebor)