バイナンスがCoinMarketCapを4億ドルで買収か
仮想通貨取引所バイナンスが仮想通貨の分析サイトCoinMarketCapを4億ドルで買収検討していると「The Block」が報じた。
報道によると両社のディールは今週発表される予定となっていて、完了した場合、仮想通貨業界で最大の買収の一つとなる。
サイト分析ツールSimilarWebによると、CoinMarketCapは最も人気のある仮想通貨分析サイトで、過去6ヶ月間に2億720万人のトラフィック数をあげている。一方、バイナンスは過去6ヶ月間で1億1380万人のトラフィック数となっている。つまり、現時点でCoinMarketCapのトラフィック数はバイナンスのそれよりも80%多い。
またバイナンスのCEOであるCZは2020年1月に2020年中に大きな買収案件を2つ検討していると、「The Block」は報じていた。
実際にバイナンスは、2019年には少なくとも9社を買収ししている。公に発表されたのは数社のみ。その中には、ウォレットプロバイダーの「Trust Wallet」、ブロックチェーンデータのスタートアップ「DappReview」、インドの取引所「WazirX」、インド洋の島国セーシェル共和国拠点のデリバティブプラットフォーム「JEX」などが明らかになっている。
編集部のコメント
「The Block」が仮想通貨取引所のトラフィック数の割合を共有しています。1位はバイナンス21.7%、2位コインベース20.3%、3位BitMEX11.8%となっています。ちなみに日本の取引所Zaif13位で1.7%、bitFlyer16位で1.2%、Bitbankは17位で1.1%となっています。バイナンスがCoinMarketCapを買収をする最大の理由は、仮想通貨取引に関心がある他の取引所のユーザーに対するマーケティングを効率よく行うことではないか、とあたらしい経済編集部は考えます。
コメント:竹田匡宏
イメージ:antoniokhr