GrayscaleのイーサリアムETFステーキング提案、SECが審査期間を延長

GrayscaleのETH ETFのステーキング提案の審査期間が延長

米証券取引委員会(SEC)が、米シカゴの証券取引所NYSEアーカ(NYSE Arca)が提出した「グレースケール・イーサリアム・トラスト(Grayscale Ethereum Trust:ETHE)」および「グレースケール・イーサリアム・ミニ・トラスト(Grayscale Ethereum Mini Trust:ETH)」に関する規則変更提案について、審査期間の延長を決定したと4月14日に発表した。

この規則変更案は、暗号資産(仮想通貨)運用会社グレースケール(Grayscale)が運用する両ETF(上場投資信託)において、現物の暗号資産イーサリアム(ETH)のステーキングを可能とする内容である。この提案は今年2月14日にNYSEアーカがSECへ提出し、3月3日に連邦官報にて公表された。

SECは本来、公表から45日以内に同提案を承認、却下、またはさらなる審査手続きへと移行する必要があり、その期限は今月17日に設定されていた。しかしSECは、提案内容について慎重な検討が必要であると判断し、審査期間の延長を決定。新たな判断期限は6月1日とされた。

SECは承認判断の延期について「規則変更案およびそこで提起された問題を検討するための十分な時間を確保するため、規則変更案について措置を講じる期間をより長く指定することが適切であると判断した」と説明している。

なおSECは今月9日に、「ETHE」および「ETH」に関するオプション取引の上場を承認している。

参考:SEC
画像:iStock/Foryou13

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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