Binance Japan、Launchpoolで「ウォレットコネクト(WCT)」取扱い開始

Binance JapanがLaunchpoolでWCT取扱い開始

国内暗号資産(仮想通貨)取引所Binance Japan(バイナンスジャパン)提供のローンチプールサービス「Binance Launchpool」における、暗号資産ウォレットコネクト(WCT)の取扱い決定が4月11日に発表された。国内における「Binance Launchpool」の取り扱い銘柄としては、WCTで5例目となる。

「Binance Launchpool」は、対象となる新規プロジェクト発行のトークンがバイナンスのプラットフォーム上で上場する際、ユーザーが保有するBNBを一定期間ロックすることで費用負担なく報酬が獲得できるサービスだ。グローバル版バイナンスが提供する「Launchpool」では、対象となる新規プロジェクトの発行トークンが、ユーザーの獲得できる報酬となっている。ただし日本国内向けの同サービスでは、報酬となる新規トークンをバイナンスジャパンが定める時点での市場価格を基に暗号資産ビルドアンドビルド(BNB)に変換し、そのBNBを寄託契約に対する利息として、ユーザーへ配布する仕組みとなっている。

今回のWCTでは、2025年4月11日9:00から4月15日8:59の期間中に、バイナンスジャパン提供のレンディングサービス「Simple Earn」を通じてBNBを寄託したユーザーが、報酬(利息)を受け取れる対象者となる。なおWCT/BNB変換価格は、バイナンスジャパンが定める時点での市場価格をBNBに変換するとのことだ。報酬はユーザーの現物ウォレットへ直接配布される。

WCTはウォレットコネクトネットワーク(WalletConnect Network)のネイティブトークンであり、同ネットワークにおけるステーキング、報酬、手数料、およびガバナンストークンとして機能する。またWCTは、イーサリアム(Ethereum)レイヤー2ネットワークのOPメインネット(OP Mainnet)上に発行されている。なおウォレットコネクトネットワークは、ウォレットとアプリケーションの接続をシームレスかつ安全に行うための分散型インフラストラクチャプロジェクトだ。

国内における「Binance Launchpool」ではこれまで、レッドストーン(RED)、ニリオン(NIL)、ガンズ(GUN)、カーネルDAO(KERNEL)が取り扱われている。

なおバイナンスジャパンでは、「Binance Launchpool」に属するプロダクトとして「HODLer Airdrops」も今年1月24日から提供開始している。

「HODLer Airdrops」は、バイナンスプラットフォーム上で対象となる新規プロジェクトが上場する際に、「過去」の定められた期間にBNBを「Simple Earn」を通じて寄託していたユーザーを対象に、寄託したBNBの割合によって報酬が付与されるサービスとなっている。

参考:バイナンスジャパン
画像:iStocks/anna

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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