マクドナルド、ビットコイン購入に関する株主提案を年次総会議題から除外、SECが判断

SECがマクドナルドのBTC株主提案除外を容認

米大手ファストフードチェーンのマクドナルド(McDonald’s)に対し、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)を財務資産(トレジャリー)に加えるべきか取締役会に検討させるよう求められた株主提案について、米証券取引委員会(SEC)は、これを株主総会の議題から除外することを認めた。

この提案は、ワシントンD.C.拠点の自由市場推進派のシンクタンク「全米公共政策研究センター(NCPPR)」から提出されたものである。

マクドナルドは今回の提案が、同社の通常業務に関するものであるため、株主総会で取り上げる必要はないとし、SECに対して正式な確認を求める書簡を今年1月17日付で提出していた。

これに対しSECは、財務資産の管理は経営陣の通常業務に該当するとして、マクドナルドが提案を株主総会の資料から除外しても問題はないとの判断を下した。

なお今回のマクドナルドと同様の提案は、米マイクロソフト(Microsoft)でも提出され、却下されている。2024年12月10日に開催された同社の株主総会では、BTCをバランスシートに追加するよう求める「NCPPR」による提案が却下された。SECに提出された報告書によれば、マイクロソフトの取締役会はこの提案に対し反対の立場を表明し、株主にも反対票を推奨した。

参考:SEC
画像:PIXTA

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【4/22話題】ストラテジーが約5.5億ドルでビットコイン追加購入、イーサリアム財団が研究開発の優先順位を見直しなど(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored