21Sharesのドージコイン(DOGE)現物ETP、SIXスイス証券取引所に上場、米SECにETF申請も

21Shares Dogecoin ETPがSIX上場

スイス拠点の資産運用会社21シェアーズ(21Shares)が運用する、暗号資産(仮想通貨)ドージコイン(DOGE)に連動したETP(上場取引型金融商品)「21シェアーズ・ドージコイン・ETP(21Shares Dogecoin ETP)」が、スイスのSIXスイス証券取引所(SIX Swiss Exchange)に上場した。21シェアーズの公式Xアカウントで4月9日に発表された。

このETPは、ドージコイン(DOGE)の現物資産によって100%裏付けられており、ドージコイン財団(Dogecoin Foundation)から公式に承認を受けている。またSIXスイス証券取引所では、ティッカーシンボル「DOGE」で4月8日より上場されており、管理手数料は年率2.50%となっている。

なおDOGEの現物ETPは、2024年11月にカナダ拠点の上場企業であるDeFiテクノロジーズ(DeFi Technologies)が、子会社のバロール(Valour)を通じて、スウェーデンの証券取引所スポットライト・ストック・マーケット(Spotlight Stock Market)に上場している。

さらに21シェアーズは4月9日付で、DOGEの価格に連動する現物ETF(上場投資信託)に関する登録届出書「S-1申請書(Form S-1)」を米証券取引委員会(SEC)へ提出した。

提出書類によると、21シェアーズが申請した現物ETFの名称は「21シェアーズ・ドージコイン・ETF(21Shares Dogecoin ETF)」である。現時点では、ティッカーシンボルおよび上場予定の取引所は未定となっている。

また、「21シェアーズ・ドージコイン・ETF」の信託受託者(トラスティー)や管理者(アドミニストレーター)、証券代行(トランスファーエージェント)については申請書に記載がない。なお、同信託資産の保管機関(カストディアン)としては、コインベースカストディ(Coinbase Custody)が指定されている。

現在、DOGEの現物ETFに関する登録届出書をSECへ提出している米資産運用会社には、ビットワイズ(Bitwise)やグレースケール(Grayscale)がある。

参考:21Shares Dogecoin ETP21Shares Dogecoin ETF
画像:PIXTA

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
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