X2Y2が4月末でサービス終了
Ethereum(イーサリアム)上のNFTマーケットプレイス「X2Y2」が、4月30日をもってサービス提供を終了する。「X2Y2」の公式ブログより3月31日に発表された。
「X2Y2」の運営チームは今回のサービス終了の理由について「NFT市場のピークから90%の取引量が失われたこと」を挙げ、また「マーケットプレイスはネットワーク効果によって成否が決まる」と説明している。
なお「X2Y2」は今後、人工知能(AI)を活用した分散型プロジェクトにシフトするとのことだ。
「X2Y2」は2022年2月6日にベータ版としてリリースされ、当時の価格で累計取引高は56億ドル(現在のレートで約8,388億円相当)を記録。一時はNFTマーケットプレイスOpenSea(オープンシー)に次ぐ、業界第2位のマーケットプレイスとなっていた。またweb3データ分析プラットフォームTokenTerminal(トークンターミナル)のデータによれば、現在も第3位のポジションを保っているという。
なお、「X2Y2」内のスマートコントラクトはサービス終了後も稼働し続けるとのこと。必要に応じて操作が可能なことから、「X2Y2」内の資産については急いで引き出す必要はないと伝えられている。
また「X2Y2」は独自トークン「X2Y2」を発行しているが、同トークンが今後AI活用の分散型プロジェクトで活用されるのかについては不明だ。
1/ After an incredible 3-year journey, I have some important news to share: X2Y2 will be sunsetting as an NFT marketplace on April 30, 2025. The contracts will remain live, but the platform itself will shut down.
— TP | X2Y2 (@tp_x2y2) March 31, 2025
参考:X2Y2
画像:iStock/Ket4up