Oasysがアニメチェーン社と提携
ゲーム特化ブロックチェーンの「オアシス(Oasys)」開発元のオアシス社が、アニメチェーン社との提携を3月29日に発表した。
アニメチェーン社は、アニメの制作工程DX化支援やビジネス機会創出のインフラ整備を通じてアニメ文化の拡大を目指すとともに、アニメ業界全体の持続的成長を支援する国内企業だ。同社は最新技術を用いて、制作工程のDX化による生産性の向上、コンテンツのローカライズやグッズ制作支援による収益の最大化、AI時代においてもIPが保護される仕組みや収益分配システムの構築など 、コンテンツ業界の課題を解決していくための機能・インフラを提供していくとのこと。
また同社は、クリエイターの創作活動をAIとブロックチェーンを用いて支援するプロジェクト「Animechain.ai」の開発を行っている。
今回の提携によりオアシス社は、「オアシス」チェーンの技術を活用することでAI時代のIP保護を推進していくとのこと。またオアシス社は、アニメチェーン社が掲げるAI時代においてもIPの保護や管理が行える仕組みを取り入れ、共同で実証実験を行なっていくと伝えている。
オアシス社には、ゲームやアニメに代表されるIPホルダーがパートナーとして多数参画しており、IP保護への感度が高い企業でも、独自にコントロール可能な経済圏内で安心してブロックチェーンプロジェクトを推進できる環境を提供していくとのことだ。
オアシス社によると、昨今のAI技術の急速な進歩により、AIを活用した新たなクリエイティブ制作が生まれているという。一方で、IP(知的財産)の不正利用や著作権侵害の問題が世界規模で拡大しており、IP事業を展開する企業やクリエイターの保護がより一層求められているとのことだ。
参考:プレスリリース
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