リップル社がアフリカの国際送金を強化、Chipper Cashと提携で

RippleがChipper Cashと提携

米リップル(Ripple)社が、アフリカ全域で決済サービスを展開するチッパーキャッシュ(Chipper Cash)と提携し、暗号資産(仮想通貨)を活用した高速かつ低コストな国際送金サービスを提供開始すると3月28日に発表した。

この国際送金サービスには、リップル社の国際送金ソリューション「リップルペイメント(Ripple Payments)」が活用されており、アフリカ9カ国で約500万人のユーザーが、365日24時間体制で世界中からの送金受け取りが可能になるとのこと。

この取り組みにより、アフリカ市場における国際送金の遅延や高額な手数料といった課題の緩和が見込まれている。

リップル社は2022年11月に、アフリカ全域で決済ゲートウェイ事業を展開するMFSアフリカ(MFS Africa)との提携を発表しており、この提携を通じてアフリカの消費者や企業が、リアルタイムのクロスボーダー決済を利用可能になるとしていた。

その後、MFSアフリカはブランド名をオンアフリカ(Onafriq)へと変更し、リップル社は2023年3月に、「オンアフリカ」との提携を改めて発表している。「オンアフリカ」との提携でも「リップルペイメント」は国際送金ソリューションとして活用されている。

参考:Ripple
画像:iStock/TaiChesco・Lidiia-Moor

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【3/31話題】Astar zkEVMがネットワーク停止、暗号資産を金融商品とする改正案は26年に国会提出かなど(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

米ナスダック、グレースケールの「アバランチ(AVAX)投資信託」をETFとして上場申請

暗号資産(仮想通貨)運用会社グレースケール(Grayscale)が運営する暗号資産アバランチ(AVAX)の投資信託「グレースケール・アバランチ・トラスト(Grayscale Avalanche Trust)」の上場および取引開始に向け、米証券取引所「ナスダック(Nasdaq)」が3月27日付で米証券取引委員会(SEC)に提案書を提出した